2016.08.17 01:11布着せ布着せ(ぬのきせ)の工程が完了しました。布着せは輪島塗の特徴的な技法のひとつで木地の傷みやすい部分例えばお椀なら縁や底に布麻布や綿布(寒冷紗・かんれいしゃ)を貼りつけて強化していきます。
2016.08.12 23:43木地固めさて、木地固めを無事終えました。木地固めとは漆を塗る最初の工程で生漆という乳白色の漆を全体に擦り込み木地の強度を高めていきます。「漆が木地へみるみる染み込んでいく様子はまるで漆そのものが喜んでいるようでな。」これは塗師から聞いたとても印象深いお話のひとつ
2016.08.07 23:02うるしのはなし漆とは、ウルシの木からにじみ出る樹液ウルシの木は、枝が折れたり動物などに傷つけられたときに傷を守ろうとして漆という樹液を出すのですがそれはまさに人間にとっての血。漆は、ウルシの木の命なのです。十数年かけて育てられたウルシの木から漆掻き職人さんが鎌で幹に傷をつけにじみ出る漆液を集めるのですが一本の木から採れる漆は1シーズンでわずか200グラムほど。これは輪島塗ですとお椀8個ほどをやっと作れる量で漆の...
2016.08.02 11:52木地づくり後々一寸も狂いのないようにと 梅雨明けをじっと待って丁寧に挽かれた 名人によるぐい呑の木地がようやく完成! 工房から届いた木地完成の写真けやきの心地良い香りも届きました。
2016.08.01 02:03うるし麗し うるしのある麗しいくらし 輪島塗を通じて日本の美意識 日本人の美徳 手間と時間を惜しまず 丁寧に創り上げられた 伝統の技と物語を伝えたい。五感に響く輪島塗の器は ふだんのくらしの中で美を発見する 心の豊かさを育みます。未来の子どもたちへ愛と伝統をしっかり結んでいくためにいま私たちが出来ること私だからこそ出来ることを。このブログで...