「漆のある暮らし」イベントレポート
日本の漆の伝統と文化を次世代に繋いでいくことを目的に活動を行っているNPO法人ウルシネクスト
この度 明和地所さまにご協力いただき
9月は「漆のある暮らし」をテーマに3つのイベントを展開しています。
場所はクリオマンションの明和地所-tukurite(ツクリテ)-ライフスタイルサロン表参道
第1回目は漆器のあるテーブルコーディネート
「重陽の節句」がテーマでした。
光栄なことに今回、空間演出・テーブルコーディネート・トーク・箸袋のワークショップを担当させていただきました。
輪島塗でおもてなし
青山のフラワーショップで出逢ったオレンジ色の菊が新鮮で、空間に寄り添うベーシックカラーを主
としつつ、オレンジをアクセントにしつらえました。
シンプルでエレガントなテーブル
漆の麗しさが上品な和らぎを表現します。
お皿、酒器、重箱、お棗
菊の蒔絵や沈金を集め私流の菊尽くし
明和地所さまがご用意下さった
素敵なウェルカムボードに感激…
祖父の形見のうつわには、菊の着せ綿もあしらいました。
今回も展示協力いただいた輪島屋善仁の漆器には、今や国内シェア2%と絶滅の危機に扮する稀少な日本産漆が使用されています。
重陽の節句と漆器のあるテーブルのお話
皆さま熱心に傾聴してくださいました。
先祖や母から、尊敬する師から受け継いだ暮らしを楽しむ知恵や学びを
こうして皆さまにシェア出来る事にしみじみ幸せを感じながら。
青山・菊屋の「きせ綿」でティータイム
重陽の節句の前夜、菊にかぶせた菊の香りや露を含ませた真綿(絹)で顔や身体をぬぐい穢れを祓い不老長寿を願うのです。
紫式部も好み歌に詠んだそう
なんとも雅な風習ですね。
ウルシネクスト代表理事
柴田幸治氏からご挨拶
一粒のウルシの種から国産漆の生産を革新し、次世代へ継承する取り組みを行い、「漆を増やす、活かす、使う、残す」という漆に関わる一気通貫での活動は他に類を見ないとして
The Japan Times Satoyama & ESG Awards 2019
の特別賞を受賞されました。
この度は本当におめでとうございます。
私のお手伝い出来る事は微力ですが
志を共にするパートナーの一員として
「漆で未来を変えられる」
大きなウェーブを感じています。
ウルシネクストHP→★
お陰様で、定員数を上回るご参加で大盛況
漆で演出した住空間を体感いただきながら
「より豊かに暮らす」ためのエッセンスをシェア出来ました。
上質なワークショップを通じて、日々の暮らしに新たな喜びを見つけていただけましたら幸いです。
もっとも古くてもっとも新しい
可能性に満ちた唯一無二の素材
それが、漆なのだと確信しています。
イベントにお運び下さったお客様、関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。
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「漆のある暮らし」
引き続き 参加者募集中です。
■漆器とワインの楽しみ方講座
「WINE × URUSHI × ナチュラルチーズ」
日時:2019年9月13日(金) 19:30~21:30
講師:加藤千晶氏・蜂須賀 紀子氏
アシスタント:中根 多香子
■箸ソムリエから学ぶ! 麗しい箸づかい 基礎編
日時:2019年9月28日(土) 14:00~15:30
講師:中根 多香子
お申込みは明和地所のサイトから→★
皆さまのお越しを心よりお待ちしております。
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