端午の節句


男の子の健やかな成長を願う
端午の節句

「ふだんの暮らしにもっと漆器を」
と提唱しているのですが、
まずは穢れを祓うという五節句から
漆のある暮らしを始めてみてはいかがでしょうか。
お手持ちのお重、お正月だけではもったいない!

今日はお重に筍ごはんを詰めましたが
漆器に盛ると美味しそうなのも嬉しいポイント。

漆は古来より、邪悪なものを寄せ付けないといわれ
塗料や接着剤として大切に使われてきました。



和食に合わせ水指で日本酒を冷やして。
富山・羽根屋の「翼」というお酒を選びました。
とても軽やかで美味しいんですよ。

自由な翼を持つ若者たちよ
心優しく力強く軽やかに、世界へ羽ばたいてね。
そんな親心を託してみました。

 
中国の英雄「屈原」の故事にちなんだ粽
子孫繁栄の象徴 柏の葉で包んだ柏餅
尚武と勝負の菖蒲干菓子

青々とした香りを一緒に楽しみながら
それぞれの由来も伝えるようにしています。

花菖蒲が描かれた形見の平棗で一服いただくのは
この季節ならではの楽しみ

漆のあるテーブルはいつも和やかで
漆器の持つ麗しさや優しさが
豊かな心を育んでくれるように感じています。


五月五日は「立夏」

家の中を薫風が通りぬけ
清々しい気持ちになりました。


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