ザ・グランGINZAでのプレゼンテーション
4月2日の新年度に、ジョージア駐日大使、アゼルバイジャン駐日大使ご臨席の美食乃会が、銀座シックス最上階、ザ・グランにて開催。
主催の「ものづくり応援団」様にお話をいただき、日本のもの創りを代表して、輪島塗のプレゼンテーションをさせていただきました。
ジョージア大使への記念品贈呈も拝命し、私がワインを漆で表現した「世界で一番麗しいお箸−凛−」をお選びしたところ、「まぁ素敵!とってもエレガントなお箸ね。」と大使夫人にも大変喜んでいただけるという光栄に預かりました。
ワイン発祥の地 ジョージアと、漆塗り発祥の地 日本の、なんとも素敵なシンクロが叶った夜。
また毎日使えるシンプルな「ふだんの漆」のほかに、両国のワインにちなんで、特別な「コレクション」ラインから、葡萄を蒔絵で描いた漆器も展示。
輪島塗のトップメーカーであり、漆芸史上最上のものづくりを二百年続ける、「輪島屋善仁」謹製です。
輪島塗歴50年の中根が、その品質とお志に惚れ込むほど、自信を持ってお勧めしている漆器の数々。
大使も皆様も興味津々で、お話しを交えながらご高覧いただきました。
ナガエプリュス 鶴本晶子氏からは錫のプレゼン。
漆と錫は世界に誇る日本の素晴らしい素材です。
大使が主賓のこのイベントで、何を発信するか?
私にとっては重要な課題でした。
考え抜いたプレゼンの主題として
木の命である漆を器に宿し、職人は伝統の技で100年使える丈夫な漆器をつくり、使い手はよい物を長く大切に使い続ける。
これはまさに今世界中で求められている、省エネルギー型の循環型社会を作るのに役立ちます。輪島塗は究極のサステナブルであるということ。
これはまさに今世界中で求められている、省エネルギー型の循環型社会を作るのに役立ちます。輪島塗は究極のサステナブルであるということ。
国際的な視野をもって
このフレーズで最後をまとめました。
「日本のトレンドや文化を発信する」食と文化の提案をしているザ・グラン銀座。
ラグジュアリーな銀座シックスのトップフロアに位置した、美しい眺めと空間。
美味しいお料理と両国の素晴らしいワイン、ホスピタリティ溢れるサービス、素晴らしいゲストの皆様。
このような素敵な場で発信の機会をいただき、お世話になった皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。
国境を越えて、互いの文化や伝統を尊敬し尊重し合うことは、世界の多様性を維持し平和の礎となります。
昨年より、特命全権大使の方々に、輪島塗を直接ご紹介させていただく機会を拝受しておりますが、外交のいわばトップへ伝統工芸の最高峰をご紹介できることに、大きなやりがいと意義を感じています。
美しい伝統を世界へ、そして未来へ結ぶ。
微力ながら、漆文化を通じた国際交流にも貢献できるよう、ますます精進して参ります。
アゼルバイジャン駐日大使ご夫妻を囲んで
お世話になりました外務省の百瀬様
テーブルでご一緒した皆さまと。
感謝をこめて
ザ・グラン GINZA
https://www.grandginza.com
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