みる蒔絵 きく蒔絵


みる蒔絵 きく蒔絵
人間国宝・室瀬和美がつなぐ
漆と音のMariage

と題したポーラ伝統文化振興財団主催
新作映画
「蒔絵 室瀬和美 時を超える美」
完成記念上映会にお誘いいただきました。

先生からは目で楽しむポイントのお話
その後は先生の蒔絵を施したハープを使用し
吉野直子さんの耳で楽しむ演奏会

まさに漆と音のマリアージュです。


伝統的な蒔絵技術を現代に活かし
美を追求する室瀬先生の姿と
国内外へ漆の価値発信を行う姿を追った
ドキュメンタリー映画

一年の歳月をかけ4Gで撮影され
蒔絵技術の繊細さも垣間見られ
落ち着いた美しい映像が印象的でした。



ハープの画像はPinterest から拝借
吉野さんのハープには台座にも蒔絵が…

演奏時の動きにより繊細な蒔絵や螺鈿が
キラキラと輝きを放ちながらの
バッハやドビュッシーの調べにうっとり。

視覚と聴覚、和と洋
漆と音が織りなす深淵な美しさ

クラッシックのコンサートでは
目を瞑って聴くことも多いのですが
こんな蒔絵のハープ演奏は一期一会と
目をしっかり見開いて聴き入りました。



日本の美を追求する室瀬氏に敬意を表して
富士山の裾野を描いた加賀友禅
紋無しの色留袖と龍村の袋帯の装いで。

着物を着ると、背筋が伸びて
ほんの少しだけ自信が持てるような気がします。

室瀬先生から嬉しい応援のお言葉もいただき
感謝感激の一日となりました。



いただいた冊子より

「漆には不思議な力があります。
漆の木から採れる樹液は、きわめて優れた塗料
接着剤として機能するのです。」

・・・
「日本の漆文化は、子どもたちに伝え、 
未来に受け渡し、21世紀の世界に向けて
発信してリードすることができる価値が
あると思います。」


私の想いとぴたりと重なる言葉たち。


常に革新を続ける室瀬先生のお志
笑顔で和やかな振る舞いなど
尊敬申し上げ見習いたいことばかり

本当にスペシャルな時間をいただきました。
ありがとうございました。



YUI JAPAN

うるしのある 麗しいくらし

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